2017年9月19日火曜日

【 熊本地震から1年5ヶ月後の阿蘇に行ってきました 】~ 少しずつ道はつながっていますが… ~

【 熊本地震から1年5ヶ月後の阿蘇に行ってきました 】~ 少しずつ道はつながっていますが… ~
震災後、南阿蘇へは行く機会がありませんでした。それまでですと、熊本市内から国道57号線を通って、阿蘇大橋を渡っていきました。昔は赤い橋でしたが、その橋が崩落し、大学生の命も奪われました。今は本当にここに橋があったのかと思う位に何の痕跡も見つけられません。その200メートルほど下流に8月27日に阿蘇長陽大橋ルートが応急開通しました。壊れた山肌をくり抜いて、信じられないような新しい道ができます。日本の土木技術はすばらしい! 大好きだった栃木温泉小山旅館や、垂玉温泉、地獄温泉もあの日から止まったままです。










南阿蘇の山頂ルートの途中にあった『風の丘 大野勝彦美術館』と『葉祥明阿蘇高原絵本美術館』を震災後初めてお見舞いに訪れました。途中の道はあちこちで崩れたままです。復旧工事が続いていますが、痛々しく茶色の岩肌を見せて、胸が締め付けられます。絵手紙から始まった素晴らしい絵と心温まる言葉を書き続けている[大野勝彦]さんは、両手をなくしても明るく前向きに生きる人ですから、今回も“地震のち晴れ”と言って、壊滅的な被害を受けながらも、明るく頑張っていらっしゃいました。あの日止まったままの柱時計もありました。今は〈龍〉を熱心に描いていらっしゃいました。





葉祥明美術館の館長、葉さんの実の弟[葉山祥鼎]さんは大病を乗り越えて、写真や絵や詞も書き続けていらっしゃいました。ミュージシャンとしても素晴らしかったのにね。奇跡的に[ブルービー]と出会いました。[ブルービーとくまモン]のストーリーも面白いです。絵本の小路、ツリーハウス、リトルエンジェルの庭、ジェイクも地震に負けず頑張っていました。












いろんなことがありすぎて、熊本地震も忘れられがちですが、まだまだ大変なところがあっちこっちであります…