2017年1月25日水曜日

【 88才の挑戦!】〜 いくつになっても前に進む 〜

【 88才の挑戦!】〜 いくつになっても前に進む 〜
私の父だ。最近の若い人は自分の両親の話をするときに僕のお父さん、お母さんと平気で話す。注意する人もいなくなったし、そーゆー言い方もやわらしくていいかと容認する人も多くなったのだろう。テレビに出る芸能人もスポーツ選手も平気でそう話すようになった。“それもありだね”とおおらかに認めるんじゃなくて、大人になったら“それは違うよ”ときちんと基本を伝えることが必要だと思います。
少し認知症が出てきて、残りの人生を考えたとき、リスクと人生の楽しみ方を鑑み、希望を選択し、白内障の手術に挑戦してみることにしました。少しでも人生が明るくなるかな?
老々介護は大変です。介護する側はくたくたです。だんだんできることが少なくなってきて、それがいつまで続くのか、ゴールがないので心も体も休まることがありません。こんな時こそ家族、仲間、ご近所の力が必要です。困った時は皆さんにSOSを出しましょう。(しっかりしている人ほど、きちんとしている人ほど、1人でがんばってしまうんだよね)
心底その人の大変さ、苦しみ、悲しみ、寂しさ、怒りを、理解ではなく、共有でもなく、同じ気持ちになってしみじみと身に染みてわかるのには、やはり同じ経験をした人にはかなわないでしょう。殴った人には殴られた痛みはわからない。金持ちには貧しい生活がわからない。差別した人には差別された立場の気持ちはわからない。虐げられた人々の怨念、難民の不安、戦場の恐怖…いじめられた人、大切な人を突然奪われた人の気持ち。病気の苦しみ、障害者の不自由さ、避難所での生活、死の恐怖、勝負に負けたときの悔しさ、ふられたときの惨めさ、冷え切った部屋に1人帰ったときの侘しさ…
だからこそ、本当にその人の気持ちを理解し、近づこうとするなら、精一杯想像力を働かせ、経験と知識を生かし、その人の心に寄り添う努力をするほかはない。それでもその人と同じ気持ちになる事はなかなか難しい。人の上に立つ人はその能力を研ぎ澄ませ、日々の努力を怠ってはいけない。勝ち敗けではなく、損得だけではなく、好き嫌いでもなく、正義と秩序、協調とバランス。平和と理想。夢と希望を抱かせる未来を語れる人であって欲しい。アメリカのトランプ大統領はどうだろうか…
それを期待するにはあまりにも欲張りだろうか…