2016年11月2日水曜日

クスクスクスクスクス…

【 クスクスクスクスクス… 】 〜 三日月のお引き合わせ 〜
61歳最後の日。こんなに不思議な楽しい出会いがあるなんて…。阿蘇の小国の“下城の大イチョウ”のからのご縁で出来上がった『三日月の恋』。10年の時を経てやっと[三日月瀧]へと辿り着きました。ここは大分、豊後の“玖珠”です。素晴らしい大自然に囲まれた盆地。鉄道マニアから言うと[豊後森]としても大変有名な場所です。大きな機関庫がありました。僕の故郷荒尾にもその昔ありまして、回転台での機関車の出し入れを見ていたことを思い出しました。町のシンボル“伐採山(きりかぶやま)”の頂上から見る玖珠の街や遠くの山々の風景は絶景です。かかし祭りをやっていました。街の中にある古いCDショップのマスターの“CD屋アサダ”のアサダさんがご縁を広げてくださいました。古い町並みの中にある[金太郎]と言うお食事処は昔の生活を彷彿させる貴重なものが沢山かざってあって、とても興味深かったです。もちろん食事も美味しく、“だんご汁”が絶品です。奥様が大牟田の出身で話が盛り上がりました。嵐山瀧神社の穴井宮司さんに神社の歴史、[清原朝臣正高]と、[小松女院]のお話を詳しく聞かせていただきました。目からうろこの、驚く話がたくさんありました。それはまた次の機会に…。身を投げた三日月瀧も神社のすぐ横にありました。小松女院と11人の侍女が葬られているお墓も古い朴の木の横にきちんとありました。夜は機関庫の横にできたばかりのミュージアムで、“1000年の出逢い”の記念のライブをさせていただきました。明日から始まる玖珠のお祭りの前だと言うのに、地元の方々がその後、宴席を設けていただき、来年は10月29日、小松女院が身を投げ、亡くなった日に行われる滝神社の古くから続いている大祭の時に再会することを約束しました。空には三日月です。滋賀の知事は三日月さんです。なんとも不思議なご縁に、帰り道は大笑いしながら夜道を歩きました。本当にお世話になりました。ありがとうございます。明日は11月3日の誕生日。故郷荒尾の万田坑で歌います